ホスホン酸基を有する自己ドープ型導電性高分子
大八化学工業ではこの度自己ドープ型導電性高分子を開発いたしました。こちらはホスホン酸基を有し、高い導電性、中性付近での水溶性、優れた安定性を示し、帯電防止剤、コンデンサ用途として可能性を持っています。
なお、この研究成果は、平尾俊一特任教授(当時 大阪大学)と雨夜徹教授(現 名古屋市立大学)との共同研究に基づくものです。
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応用可能性
- 導電性
- 正孔輸送能
- プロトン伝導性
- ORR触媒活性(char)
- 帯電防止剤、キャパシタ
- 太陽電池、有機EL、トランジスタ
- 燃料電池向けバインダー
- 燃料電池向け正極触媒
導電性高分子について
導電性高分子は導電性薄膜、有機太陽電池材料等に実用化されており、今や産業界において重要な分野を担う存在となっております。
通常、導電性高分子はそれ自身では機能せず、ドーパント(ハロゲンや酸)と呼ばれるものを添加してドーピングを行うことで導電性を示します。