PX-200 (芳香族縮合リン酸エステル)
■ 化学式
■ 特性
ハロゲンフリーながら、極めて高いHDTと耐加水分解性を持ち、加熱減量も極めて低い。
TPPを一切含有しない
粉体であるため扱い易く、液体と比べて生産量に応じた投与量の調整が可能。
低誘電特性を持つ
■ 用途
各種エンジニアリングプラスチックス、合成繊維の難燃剤として使用される。HDTが高いため、プラスチック部品の薄肉化・軽量化に貢献。
電子材料用途として、フェノールやエポキシ製の積層板用途に使用。5Gやミリ波といった高周波部品の難燃化・低誘電特性機能添加に使用される。
ホットメルト系接着剤に、難燃性・可塑性を付与する。
■ 販売規格
外観 | 白色粉体~粒状 |
色相 APHA | 100以下 |
比重 20/20℃ | – |
酸価 KOHmg/g | 0.5以下 |
水分 % | 0.5以下 |
その他 | 融点92℃以上 |
リン% | 8.7以上 |
■ 物性値
凝固点 | ℃ | – |
粘度 | mPa・s(25℃) | – |
リン | % | 9.0 |
引火点℃ | ※消防法 | 308 指定可燃物 |
■ 登録情報等
容器 | 25kg紙袋 |
CAS RNⓇ | 139189-30-3 |
ハロゲンフリー | 〇 |
TSCA | 〇 |
REACH | 〇 |