コンプライアンス

大八化学では、法令遵守、社会倫理の遵守に止まらず、これらの遵守を基本とした上での企業活動の活性化を目指しています。役員・社員ならびに派遣社員を含む関連企業の人々の一人一人が共通意識を持ってコンプライアンスを推進することで、企業の不祥事を防ぐことはもちろん、社会に貢献する大八化学を創生していくことができると考えます。


この方針の下に2004年6月より社内にコンプライアンス委員会を設置しています。委員会を定期開催し、日々の業務自体がコンプライアンス活動となるようなシステム構築を目的として、コンプライアンスの方針制定、社員への教育・周知徹底、危機管理に対する取り組みを行っております。また、社内通報制度も整備しており、公益通報の通報先も兼ねたコンプライアンス相談窓口を本社を含め各事業所内に設けています。コンプライアンス推進活動を通じて、社会的責任を果たせるよう企業活動の透明性、信頼性、健全性に努めています。

コンプライアンスコード

⒈ 総則
法規制および社会倫理の遵守
( 1 )国内外の法律、規制、指導を遵守します。
( 2 )社会倫理規範を遵守します。
( 3 )社内規則およびその他のルールを遵守します。

2. 社会との関係
各種業法の遵守
 事業活動を行う上での各種業法を確認の上、必要な許認可等の取得および届出等の手続きを確実に行います。
環境保全
 製品の開発、製造、販売および廃棄においては、環境に関する条約・法令等を遵守します。また、各地域との協定書を遵守し、ISO-14001による環境保全を行います。

反社会的勢力との関係断絶
 違法行為や反社会的行為に関わらないよう、基本的な法律知識、社会常識と正義感を持ち、常に良識ある行動に努めます。

輸出入関連法規の遵守
 外国為替及び外国貿易法を遵守し、取引先の概要及び事業内容を確認し、武器・兵器および関連技術の輸出を行いません。また、貿易に関する法令・国際条約を遵守し、適切な輸出入手続きをとります。

個人情報保護
 個人情報の保護に努め、業務以外の目的での収集や利用は行いません。

3. 顧客、取引先、競争会社との関係
製品の安全性
 製品の製造、開発、輸入、輸出、保管、販売、輸送にあたっては、常に安全性に留意し、法律、安全基準を遵守します。

独占禁止法の遵守
 独占禁止法、諸外国の競争法を遵守し、私的独占や不当な取引制限を行いません。
購入先との適正取引、下請法の遵守
 購入先との取引においては、良識と誠意をもって接し、公平かつ公正に扱います。
不正競争防止法の遵守
 不正な手段により他社の営業秘密を取得・使用したり、他社の信用を損なうような営業活動を行いません。
知的財産権の遵守
 製品に関する知的財産権を調査し、他社の知的財産権を侵害する事の無いように企画、製造、営業、販売活動を行います。
接待・贈答
 顧客や取引先に対して、過剰な接待や贈答品の受贈等を行いません。

4. 株主、投資家との関係
経営情報の開示
 当社の財務内容、事業活動情報等の経営情報について、株主に的確な情報を開示します。
インサイダー取引の禁止
 業務上知り得た情報を利用して、株式の売買をするようなことはしません。

5. 社員との関係
人権尊重

 基本的人権を尊重し、不当な差別や嫌がらせ行為は行いません。
セクシャルハラスメント・パワーハラスメントの禁止
 相手に不快感を与えるような性的言動や行為、または他人に性的嫌がらせと誤解されるような行為は行いません。また、職場の地位を利用した嫌がらせ行為についても行いません。
職場の安全衛生
 安全・衛生関連法規を遵守し、職場の安全管理と衛生的な環境整備に努めます。
労働関係法の遵守
 労働基準法をはじめとする法律を遵守し、快適な労働環境の整備を行います。

6. 会社・会社財産との関係
就業規則の遵守
 就業規則を初めとする人事関係の諸規則を遵守し、不誠実な行為は行いません。
適正な会計処理
 会計処理は監査法人の指導の元に適正に行います。
企業秘密の管理
 企業秘密は適切に管理し、自社及び他社の情報の不当な使用・漏洩を行いません。
会社資産の適切な使用
 会社資産を効率的に使用し、個人的な目的で使用しないよう適切に管理します。
情報システムの適切な使用
 コンピュータシステム等の情報システムは業務のためにのみ使用し、情報の漏洩が無いようにします。
知的財産権の保護
 会社の知的財産権は会社の重要な資産であり、適切な利用と権利の保護に努めます。

7. 附則
本コードの適用範囲
 本コードは、大八化学工業株式会社および関連会社の全てに適用し、派遣契約社員にも準用するものとします。
本コードの改廃
 本コードの改廃については、取締役会の承認を得るものとします。
相談・申告窓口
 総務部長が窓口となり、郵送・電話・メール等の方法により記名、無記名の相談を受け付けます。申告された相談内容はコンプライアンス委員長が管理し、必要に応じてコンプライアンス委員会にて対応を検討・実施すると共に、個人情報以外の部分については必要であれば公表します。なお、その際には報告者に不利益が生じ無いように配慮致します。

罰則
 本コードに違反する行為をした者については、就業規則その他規定に基づいて処罰するものとします。

腐敗防止

贈収賄防止に関する基本方針

大八化学工業株式会社はコンプライアンスコードにおいて、顧客や取引先に対して、過剰な接待や贈答品の受贈等を行いませんとしております。当社の全ての役員及び従業員(以下「 従業員等」といいます。)に適用される本方針を制定し、贈収賄等のあらゆる形態の腐敗防止ならびに関連法規制の順守に取り組みます。

1.公務員等に対する贈収賄の禁止
国内外の公務員または公務員に準ずる者(国・地方公共団体・国営企業・政党・国際機関等の役職員等、以下「公務員等」といいます。)に対し、直接か間接かは問わず、不当な便益を図ってもらうことを目的として、金銭・贈答品・接待・その他の利益や便益(以下「利益等」といいます。)の申入れ、約束または提供をする贈賄行為をいたしません。

2.公務員等以外の方への対応
公務員等以外の取引先またはその役職員の方等(以下総称して「取引先等」といいます。)への接待・贈答・便益等の供与をいたしません。

但し、適法かつ一般的なビジネス慣習の範囲内である場合を除きます。

3.記録管理の徹底
贈収賄行為が行われていないことを証明できるよう、全ての取引及び資産の処分について、合理的な詳細さをもって、正確かつ適切に会計帳簿等に記録します。

4.贈収賄防止に向けた体制整備
・周知徹底
前述の贈収賄防止を徹底すべく、本方針について、教育・研修・掲示等により従業員等に周知徹底し、遵守させます。
・内部通報制度の整備及び運用
当社内における贈収賄等の違法・不正・反倫理的行為を早期に認識し是正を図るべく、事実を知った従業員等の通報・相談窓口を総務部とし、通報した従業員等の適切な保護体制や違反者への人事上の制裁等を定めています。

5.本方針の見直し・改定
本方針の定期的な見直しを行い、継続的な改善に努めます。

人権尊重

労働慣行と人権に関する方針

1.基本的な人権の尊重
企業活動のあらゆる場面において、個人の多様な価値観を認め、一人ひとりの人権を尊重・擁護します。 また、国籍、市民権、人種、皮膚の色、信条、宗教、家系(民族)、婚姻の有無、性別、障がい、年齢、性的指向、出生地、社会的地位、その他各地域の法令で定めるもの等、いかなる事由による差別もその他の人権侵害も行いません。

2.ハラスメント行為の禁止
性別・地位などを背景にした、相手の尊厳を傷つけ不快感を与える言動等、その他一切のハラスメント行為を行いません。

3.労働における基本的権利の尊重
労働者の団結権、団体交渉の権利など、労働基本権を尊重し、常に従業員と誠実かつ積極的な対話を通じて、労使の協力・信頼関係の構築及び問題解決に努めます。

また、従業員が安全に業務に従事できる職場環境の整備を推進し、それぞれの持つ能力を最大限発揮できるよう、様々な人材育成プログラムや公正かつ適正な人事評価制度の構築を図ります。

4.児童労働、強制労働の禁止
すべての国、地域において一切の児童労働、強制労働を行いません。

5.ステークホルダーへの展開
これらの人権を尊重・擁護する取組みは、全役員・従業員に適用するだけでなく、関連するステークホルダーに対しても協力を求め、人権が尊重・擁護される社会の実現に貢献していきます。