開発方針
大八化学は、長年にわたり培ってきたリン酸エステル化合物の合成技術を技術基盤として、
安全や環境に配慮したハロゲンを含まないリン系難燃剤の開発に重点をおいて研究開発を進めています。
難燃剤は、人命や財産を守る有用な化学物質であり、火災時にはより安全性の高い化合物が求められます。その要求に対応した木材用難燃剤やノンハロゲンのオレフィン用難燃剤を開発し、また最近では社会のニーズに応えるべくエステル化技術を駆使し、環境にやさしい可塑剤の開発にも注力しています。
さらに、難燃剤・可塑剤のコア事業から次の経営の柱となる事業に繋がる様、ライフサイエンス分野や電子材料分野の研究開発も推進しています。具体的には、リン化合物の生体適合性を活用した材料やリン系導電性ポリマーなど、高付加価値の機能材を開発すべく鋭意取り組んでいます。